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スペシャル対談 三浦理恵子
《その2》

理恵子ドラマをやっているような感覚だったの

真樹「理恵子はね、理恵子は何だろう? 意外と大人だったじゃない、理恵子って」

理恵子「そーお?」

真樹「なんかその、その当時の写真の幼いイメージよりは、大人だったじゃない」

理恵子「ああ。テレビに出てるときとか、画面に出てるときとは、本質が違うんだよね、きっと(笑)」

真樹「意外と落ち着いてたからさ。その食べ物とかのことでも、私は忘れてるけど、たぶんそうやってなんか“これヤダ”とか言ってるけど、意外と理恵子はもめるのがめんどくさいから、“もう、いいよいいよ。私これでいいから”みたいな。けっこうそういうとこはあったよね」

理恵子「そうだったかな」

真樹「あとはね、ラジオだからっていってね、画面に映らないからって、ずいぶんキャラと違う私服を着てきてたよね(笑)」

理恵子「ボディコンとか(笑)」

真樹「そうそう。だってさ、テレビに映るときは、グループの中で誰よりもラブリーな服を着てるのに、私服でさ、なんか真夏に豹柄の背中がざっくりあいたタンクトップに、真っ赤な口紅に、ゴールドのでっかいイヤリングに、Gパンに黒のハイヒールみたいなのはいてさ、“おいおいこれ、あまりにもギャップがありすぎるでしょ”っていうような格好してたよね(笑)」

理恵子「してた。たぶんお姉ちゃんの影響だな、あれは」

真樹「大人っぽくしたかったんだ」

理恵子「そうそう。お姉ちゃんたちはそれが似合う年齢に近づいていってたんだけど、でももう私の中ではそれがかっこいいと思ってるから、だからまきボーとかがGジャンとか着てるのを見ると、“なんでGジャンなんか着てるのよ”って」

真樹「そんなこと思ってたんだ(笑)」

理恵子「思ってないけど(笑)。もうとにかく自分のスタイルがいいと思ってた。あと好きになる男の子によってね」

真樹「それはね、服がかわるたんびに、“あ、理恵子、好きな人が変わったな”って、ホントにわかりやすかったよね(笑)」

理恵子「でも、あの当時はさ、誰が一番先に結婚するかとかいうので、今でも話に出るけど、“まきボーが絶対一番早く結婚するね”って、みんな言ってたじゃない」

真樹「周りのスタッフとかもね」

理恵子「うん。メンバーもね。で自分でも、“私、早くお嫁さんになりたい”って言ってて。料理がうまいとか、おうちの家事全般がちゃんと上手にこなせるとかいうのは、ものすごくあったでしょ」

真樹「中途半端だけどね」

理恵子「そーお? でも料理とかやっぱり」

真樹「好きだけどね」

理恵子「私、全然できないからさ。それを見ると、やっぱり絶対一番先に結婚するだろうなと思ってたんだけど、見事に裏切ったよね(笑)」

真樹「ホントだよね。でもその当時から、理恵子ももしかしたら、好きな人ができたらあっさりいっちゃうんじゃないかって言われてたじゃない」

理恵子「ああ。私は絶対、結婚したらやめようと思ってたの、仕事」

真樹「そうだよね。ホントに今だから話せるけどさ、“私、結婚とかどうしようかな”とか言ってたときに、“私はやめるわ”とか言ってたじゃない。で、解散して、普通になんか“別に仕事はいい”とか言って、“やめて主婦になるんだ”とか言ってたよね」

理恵子「言ってた、言ってた」

真樹「お帰り(笑)」

理恵子「ただいま(笑)」

真樹「ホントに。やめないでよかったよね、あのとき」

理恵子「そうだね。でもきっとね、結婚したときに、すでにもうクエスチョンマークが自分の中にあったと思うの」

真樹「言っちゃった」

理恵子「だってさ、16以降は、仕事をしてないことってなかったわけじゃない。でも突然やめて、私は料理も何も知らないのに、どうなっちゃうんだろうと思って。だんなさまのために帰りを待って、ご飯の支度をしてとか、洗濯して掃除をしてとか」

真樹「でも、してたでしょ。ご飯も作ってたし、煮物とかやってたじゃない」

理恵子「でも、飽きたね」

真樹「飽きたんだ(笑)」

理恵子「1週間ぐらいで飽きてた」

真樹「早い!(笑)」

理恵子「なんかもうね、ドラマをやってるような感覚だったの」

真樹「ああ。演じてる感じ?」

理恵子「そうそう。奥さんはきっとこういう格好をして、エプロンをして、だんなさんが帰ってきたら、ビールを出してあげてとかいって、最初はやってたの。そしたら、自分の思い通りの演出にならないと、腹が立ってしょうがなくて(笑)」

真樹「“難しいのね、結婚って”って思うんだよ、理恵子の話を聞いてると」

理恵子「ええ、理想がね、やっぱり大きくて」

真樹「やっぱ、理恵子もさ、結婚する前は、すごい願望が強かったじゃない、結婚願望が。だから、たぶん結婚に対する思い入れがさ、理想がいっぱいあったから、余計だよね」

理恵子「そうだね。なんか、自分の思う通りにいくことなんてほとんどないわけじゃない。でも、そうならなかったときに、じゃあ、応用をきかせて、自分を変えていけるか、相手も変わっていけるかってところが重要なのに、それができなかったんだよね」

真樹楽をしたくなったら結婚しようかな

真樹「やっぱり16から仕事してるから、仕事の楽しさとか知っちゃってるから余計だよね。若かったしね」

理恵子「自分で自由になるお金とかだって、ある程度あったりしたわけじゃない。仕事しなくなっちゃったらね、全くそういうものがなくなって、誰かに稼いできてもらわないと生きていけないわけじゃない」

真樹「ま、でもね、あれがあって今があるからね。ホントにさ、結婚してたときからそうだけど、生活感がなかったじゃない、主婦のにおいとかも出してなかったし。だから、一人に戻っても違和感がないでしょ、見てる人が」

理恵子「自分でもないんだよね(笑)」

真樹「ギャップがないっていうか、見てて、それが強調されちゃう人もいるじゃない、やっぱり。悲壮感とか疲れた感じとか。でもそれは全然なくて、なんか知らない人もいっぱいいるじゃない、結婚してたことを。だからそれはラッキーだよ(笑)」

理恵子「そうだね、ラッキーだね。じゃあどうして真樹ちゃんは一番じゃなかったのかって話に戻って(笑)。だってさ、あの当時のラジオの中で、何度そのネタで盛り上がったか。特に覚えているのはQRなんだけどね。広い階段を上がっていった、裏手にあるスタジオで、絶対まきボーが早く結婚するよねって話を、何回かテーマで話したことあるよね」

真樹「よくそういうテーマがあったね。わかんない。何が問題なんだろうね、私の」

理恵子「自分では何だと思うの?」

真樹「自分では? うーん……」

理恵子「ていうか、そもそも結婚はしたいわけ?」

真樹「そのうちしたいけど。いい出会いがあれば。それか、楽をしたくなったら結婚しようかな」

理恵子「楽か(笑)」

真樹「そういう感じかな、今は。昔はなんか、すごい好きな人とだったら、なんかこう苦労してもとか思ってたけど、今はどっちかというと、のんびりしたいから、そうなったら結婚しようかなーと思って」

理恵子「まきボーにとっては、結婚生活のほうが楽なの?」

真樹「ていうふうに、私は思ってるんだよね。なんかね、私はけっこう、女の子が、女の子って歳じゃないけど、女の人が外で働いていて、しかも私とかは16歳からやってるわけじゃない。普通のOLだったら、もうホント、そろそろやめてくれよってころだよ、15年もいたら(笑)。お局さまだよ。こういう仕事だから、上がたくさんいるから若く見られるけど、自分的には、もう仕事はいっぱいしたなって感じがするのね。それで、家庭を持つっていうのは、一つの落ち着き場所っていうイメージ。だから、そういうふうに一緒に落ち着けるような人が現れたら、結婚しようかなと」

理恵子「その考え方が、根本的に真樹ちゃんと私とは違うところかな」

真樹「理恵子はどうだったの?」

理恵子「私は、結婚する前までは、きっとそういう風に思っていたのかもしれないけど、奥さんっていうことに対しても、結婚するって行事ごとに関しても、お母さんになるってことも全部が憧れだったわけ。だって、自分の中で未知の世界だったわけじゃない。でもしてみたら、人と生活することとか、奥さん業をやることっていうのが、ものすごい、仕事なんかの100倍以上つらかったの」

真樹「うーん、もしかしたらすごいつらいのかもしれないけど、もうそれは全然未知の世界だからわかんないんだけど、今のところしてないからさ、イメージとしてはね(笑)。だから仕事をもしするとしても、家庭は80から90で、仕事は10とかぐらいにたぶんするだろうし、続けるとしたらね。それかもしやめるとしたら、もうホントに何もしないと思う」

理恵子「へー、そうか」

真樹「ただなんか、昔は結婚したら絶対やめようと思ってたんだけど、でもやっぱり、自分が15年とかこの仕事をしてたら、知り合った人とか友達ってほぼ全員この業界の人じゃない。それで、そういう人たちと、別に個人的に連絡を取れば会えるんだけど、やっぱり会わなくなると思うのね、やめたら。だからそういう自分の今までの居場所を全部なくすのかなと思うと、全部やめるのはさびしいかなって思う」

理恵子「そうだねー。じゃあ、仕事に対してもっとこうなりたいとかいうのよりは、もし結婚したら、生活のほうに重点を置きたい?」

真樹「それはたぶんそうなると思うんだ。よっぽど生活苦でね」

理恵子「私が働かないとって(笑)」

真樹「そしたら、今と違った意味でがんばらなきゃと思って、もっとすごいがんばるかもしれないけど、普通に生活できるようであれば、自分のおこづかいは自分で働いたお金でっていう程度が理想かな」

理恵子「なるほどね。まあ、出会う相手によるよね」

理恵子&真樹2回もいかないでよ、私の前に

真樹「占いとかによると、私は婚期をだいぶ逃しているらしいからさ」

理恵子「いつといつだっけ?」

真樹「最初は24ぐらいってずっと言われてて、この間、けっこう当たるって言われてる人に見てもらったときは、“28でなんでしなかったの?”って言われて(笑)」

理恵子「なんでって言われてもね」

真樹「だから、もしかしたらそうなのかなって」

理恵子「私、早いんだよ、次。32で結婚したら、すごいうまくいくんだって、結婚も仕事も」

真樹「2回もいかないでよ、私の前に(笑)」

理恵子「すごい早いでしょ。もうあっという間。だってもう今年30になるじゃん。あと2年しかない」

真樹「今年30でしょ。あと2年で。もうそろそろ出会ってね」

理恵子「らしいよ。すごいうまくいくんだって。あなたの理想にピッタリの生活ができますって」

真樹「でも、理恵子は次に結婚するときは、もうホントにね、なんにもしなくていい状態の人と結婚するべきだね。経済的な面でも、自由とかそういう面でも、ものすごい恵まれた、例えばアラブの石油王みたいな(笑)、そういう人と結婚するべき」

理恵子「かなりの年配のね」

真樹「お金持ちとね。御曹司とかさ。何代目を継ぎますみたいな」

理恵子「そういう人って、すごいいいけどさ、それだったら、もうすぐ死んじゃいそうなおじいさんのほうが良くない?(笑)」

真樹「もうすぐ死んじゃうんだよ」

理恵子「だって若い人だと、マザコンだったりとか、すごい変な趣味を持ってるとか」

真樹「お金を持ってる人が全員そういう人じゃないからね、別に(笑)」

理恵子「なんでだろうね、そういうイメージがあって。でもね、もうすぐ死んじゃうんならいいじゃん、別にそういうのがあっても」

真樹「でも、スキャンダルで絶対たたかれるよ。もし理恵子が2年後に、もう今にも死にそうな、すごい財産を持ってる人と結婚したら、一生“魔性の女”とか言われて、死んだ日には、毒をもったんじゃないかって絶対言われるよ(笑)」

理恵子「言われるね、なんとかルインスキーのように」

真樹「モニカ・ルインスキーのこと? 大統領の愛人って言われてた人だよね。一生言われるよ。芸能界の歴史みたいなところに名を刻むよ」

理恵子「ホント? すごいね」

真樹「それはそれでいいかもね(笑)。でも守ってくれるような人と結婚したほうがいいよ。気持ちもそうだけど、全部の面で、生活も何もかも、恵まれた状態の人と結婚したほうがいいよ」

理恵子「真樹ちゃんもね(笑)」

真樹「まあね」

理恵子「まあね、結婚って何だろうね。いろいろ思い出はもっと作りたいな」

真樹「だから、2年後にそういう風に言われてても、まだしないかもしれないしさ。今は理恵子も、また仕事をがんばってるじゃない、ちゃんと。だからそういうのとかもたぶんまた変わってくると思うしね、状況も」

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