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なんか計画を立てるのがすごい好きなの
真樹「あなちゃん、ホントにさぁ、自分がこれをやろうとか、こうしようと思ったことを全部やってきてるじゃん。すごいよね」
夕子「“これをやるにはどうしたらいいかな”って書き出していって、“これはできそう”“これは三角”とかつけていったり、そういうのは好きだね、計画を立てるのが。受験勉強とかも、“今日は数学の○ページから○ページまでクリア”とか書くのね。それでできたら消してくの。なんか計画を立てるのがすごい好きなの。だから朝起きたらまず1日の計画を立てる」
真樹「すごい(笑)」
夕子「“午前中−郵便局、午後−銀行”とか、もっと細かいよ。“1時か2時−銀行、戻ってきて植物のお水”とか、そんなことまで全部書くの。で、夜寝る前に、“全部クリアした”っていってほっとするの」
真樹「なのに、日記とか嫌いなんでしょ。不思議だよね」
夕子「だから、そのクリアしたことで終わりなの。だから本も、完成させたことで、できあがりとかはそんなに気にしなくて、もう次のことを考えてる」
真樹「私は細かく日記を書いたりするけど、計画性ゼロだから、ホントに」
夕子「もったいない」
真樹「全然計画立てないし。将来の目標とかも、最近はケーキをやりたいなと思ってるけど、でも別に途中でかわるかもしれないし、できたとしても、40ぐらいまでにできればいいかなとか、それぐらいしか思わないのね」
夕子「逆算していけば? 40ぐらいで実現するためには38で店の物件を探して、みたいな」
真樹「なんかね、そういうことを決めると、なんかそうしなきゃいけなくなるような気がして、すごいヤなの」
夕子「すればいいじゃん」
真樹「だからね、年初めにさぁ、今年は何をしようとかって計画立てるでしょ。私、毎年、“今年はふとんをたたもう”とか(笑)、そういうことしか計画立てないの。昔は、デビューする前に、すごい芸能界に入りたいって思ったときは、“芸能人になりたい”って思ったけど、でもなるためにはどうしたらいいか、全く考えてなかったのね。“なんかなりたい、なれるだろう”って思って、なったのね。それで、なってからも“コンサートやりたいな”とか、“一人で写真集出したいな”とか、“一人でライブやりたいな”とか思うけど、別にそれをやるために、“じゃあまず何をして”とかは、ホントに何も考えたことがなくて。それでやりたかったことが一通り終わったのね。“デビューした”“写真集を出した”“CDを出した”“ライブをやった”ってなってから、“あれ?”と思って、“やりたいことないな”と思って。そしたらね、なんか、で、今やっとケーキをやろうと思ったけど、それも別に計画してたわけじゃなくて、たまたま好きだったから始めたらはまって、まあじゃあそのうちやろうかなって。計画は全然立てられない」
夕子「そっかー。私とは逆パターンかもしれない」
真樹「将来の予定とかゼロだもん」
夕子「私はなんかかんかあるよ。“これがダメだった場合はこっち”みたいな。だから本を出すときも、企画書を5つ出して、3つは連絡ぐらいは来るだろう、で、最後に条件のいいところが1個ぐらいは残るだろう、みたいな感じで」
真樹「すごいねー。私はお金の計画性とかもゼロだし、もうねー、ホント行き当たりばったりなの」
夕子「じゃあ、例えば来年車を買おうとして、貯金したりとかしないの?」
真樹「もうなんか、全然ないの。“あ、車買おう”と思った瞬間に、今あるお金全部でボーンと買っちゃうタイプなのね」
夕子「へー。で、空になったら」
真樹「空になっても、“別にいいじゃん、明日からもなんか大丈夫だよ”って(笑)。そういうところはすごい大雑把なの。だから、引っ越し、私すごいしてたじゃん、何回も何回も。引っ越し貧乏になるからやめなよってみんなに言われるんだけど、もう計画性ゼロだから、もうなんか“ダメだこの部屋、引っ越そう”と思った次の日には、不動産屋へ行って、物件探して、引っ越すときには、そこにあった家具を全部友達にあげて、新しい家具を全部そろえるとか。髪の毛とかも、例えばこうやって買い物してるじゃん、原宿とかで。“あ、髪切りたい”とか思ったら、そのまますぐ行って“切ってください”って。全然計画できない」
夕子「計画立てるのは楽しいけどね」
真樹「うーん。そのうち立ててみるよ(笑)」
夕子「ちょっと線で消して、クリア、みたいな」
真樹「私、ホントに受験勉強とか、学校の勉強でもやったことがないの、ペンで消してくとか、単語帳作ったりとか」
夕子「だーい好き。覚えたやつから捨ててくの。その捨てるときのうれしさ。“一個クリア”って。なんかクリアが好きみたい」
真樹「なんか緑の隠れるシートとかあったじゃん。ああいうのを買ったこともないもん」
夕子「すっごい好き。私ね、一番何が楽しいかって、ダンナの事務。事務作業も会計も全部やってるんだけど、もうね、通帳を並べて、電卓を出して、そのときに、すごいわくわくするのね(笑)。チャチャチャチャって書き込んでいって、“これはこっち、これはこっち”みたいな」
掃除もそうだし、計画性ゼロだね
真樹「なんか私、毎年確定申告になると、一から領収書集めるとこからだもん」
夕子「えー。そしたらもれがあるでしょ」
真樹「全然ある」
夕子「私はもれがないように12月の時点で1回終わらせておいて、3月にもう1回確認するよ」
真樹「3月の、それももう今日までに出さなければいけないっていう日の1週間前に始めるからね。それで、“あ、領収書が8月分が1枚もない”とか」
夕子「えー」
真樹「全然普通。で、仕事始めてからそれをずっとやってるじゃん。で、毎年、“ああ、もうだめだ、今年こそはちゃんとやろう”と思うんだけど、ま、せいぜい月別に袋に入れておくぐらい」
夕子「やろうか、あたし、ちょっと」
真樹「マジで?(笑)」
夕子「私ね、保母さんか歌手になりたいと思ってきたんだけど、そこに最近事務が入ってきた(笑)。事務作業、ホントやりたい。なんか、“これ、今日○時までね”とか言われたら、すごいワクワクしてくるタイプだと思うのね。だから内職とか細かい作業も、切り抜きとかも、もう大好き」
真樹「全然できない。確定申告は思い出したら今年も全然やってないや」
夕子「もうほぼ終わりだよね、うちね、あと1割残して終わってる。10月決算だから、会社は」
真樹「いっつもね、確定申告の紙が送られてきて、“あ、確定申告の季節だ”と思って、思ったぐらいには、タレントさんが税務署に確定申告しに行ったのがワイドショーで流れてて、“早くやらなきゃ”って思って、いつもぎりぎりになって、“あーあ、今年も遅れちゃった”と思って出してる」
夕子「取材の対談の原稿チェックとかも、いついつまでって書いてあるのに、絶対もらったその日に返すもん。何かがたまってることが許せないの。でもね、そうやってせかせかしてるから、すっごい1日が疲れて、夜熟睡なのね(笑)。のんびりできないの。だから見たいテレビも、ビデオに録って、コマーシャルをとばして見るの。せっかちっていうか、“ここで1時間のんびりしてるんだったら、もっとやることがある”とか思っちゃうのね」
真樹「すごいねー。私の掃除なんてすごいよ。まずここの家を掃除するとしたら、ここの畳のワンフロアを掃除するじゃん。座るよ、まず(笑)。で、座って、15分ぐらいまったりしてから、“よしっ”と思って、“キッチンをやろう”と思って、キッチンをやったら、また座って、なんかちょこっとテレビ見て、“よし、じゃあ洗濯するか”とか。だから、掃除は半日かかるもん(笑)」
夕子「私の掃除は、ちゃっちゃかちゃっちゃかで汗をかいて、ふーって感じ」
真樹「私は、途中で猫とごろんって、わーって猫と遊んだり、全くはかどらないよ。だから、掃除もそうだし、計画性ゼロだね」
夕子「確定申告ぐらいは、ちょっとやってみてくださいな。だってもれがあると絶対もったいないしさぁ」
真樹「そうなんだけどね。毎年思ってるんだけどね。みんなに“もったいないよ”って言われて、“そうだよね。じゃあ今年はやるよ”って言うんだけど」
夕子「でも、年賀状とかは、きっちりみんなに出してるでしょ」
真樹「好きなことはやるの、ちゃんと。だからケーキとかも、そういうのは、家に帰ってきてからも、レシピを整理したりとか、どこに何が入ってるとかもすごいきっちりしてるんだけど、どうでもいいことに関しては、郵便物とか開けないしね、私(笑)。なんかパーッと見て、必要なものは一応見るけど、手紙とか。それ以外になんかくるじゃん。全然開けない」
夕子「大事なものがたまに入ってるんだって」
真樹「見ないで全部捨てちゃうの。いらないから」
夕子「だいたい11時に郵便が来るのね。でもそれがたまに11時半になると、1日が狂うの(笑)。“早く届けてくれないと郵便を整理する時間がなくなっちゃう、もう銀行の時間なのに”みたいな」
真樹「なんかもう全然、そういうのは興味がないな」
もったいないね。どっちがもったいないかわからないけど(笑)
夕子「そっかー。なんか違うね。旅行とか好きじゃん、真樹ちゃん。私、旅行とか苦手で、行って、部屋でのんびりしたりとかしてても、“何、のんびりって”と思っちゃうのね。だったら、行って陶芸を学んでくるとか、それか仕事を一緒に入れるとかじゃないと」
真樹「私、すごい急じゃん、いつも。なんか旅行に行こうと思って、もう翌週に旅行に行ったりとかしてるじゃん。でもだから、もちろん急だから、何にも計画立てないで行って、ほんとに何にもしない。ハワイとかだったら、まあちょこっと買い物は行くけど、まず海行かないでしょ。で、ごはんも別にルームサービスでいいの。でも本はすごい持っていって、窓を全開にして、ただベッドの上でごろごろしながら本を読むとか。だから、いっぱい予定をつめられると、すごいヤなの。なんか、“今日はここに観光に行って、これを見て、この買い物をして、あそこの景色がきれいだから”とか言われると、“もう、うんざり”と思っちゃう」
夕子「へー。もう典型的に違うねー。やっぱ、血液って関係なさそうだね、同じAだけど(笑)。だから、私は2泊でいいとか思っちゃうの、ハワイとかでも。“1週間とか行って何するの?”みたいな。いつもハワイに長く行ってたときでも、電話して、“ひまなんですけど、何すればいいですか?”とか聞いたり。何か見つけて、写真を撮って、その写真が仕事にならないかなとか、そういうことを考える。写真集で行ったときも、繰り上げて2日早く帰ってきたり」
真樹「へー、もったいない。私なんて、絶対海外に行ったら、“もうこのまま日本に帰るのやめよ”とか思うけど。しかもなんか英語しゃべれないくせに、そういうところは計画性ゼロだしさ、あまり深く考えないからさ、しゃべれないくせに、たぶん生きてけるなと思うの(笑)」
夕子「のんびりする時間も必要だよねー。そう思うんだけど、寝る前に1時間ぐらい寝れないじゃん。それがのんびりの時間だと思ってるのね、自分で。だから“のんびりする時間は1日に1時間あるしなー”とか思って」
真樹「全く何もしない日はないの?」
夕子「ないないない。何も計画立てないでのんびりすることはないね」
真樹「ただずーっとテレビを見てるとかさ」
夕子「今ね、自宅安静がホント気が狂いそうで。だからつわりのときも、真樹ちゃんに何回も聞いたじゃない、何か面白いビデオがないか。先生に“どこまで安静なんですか?”って聞いたら、“車はだめ”って言われたから、“じゃあホントに自宅だ”と思って。でも、もう今は家中の整理をしてる。今日はこの棚って決めたらこの棚だし、倉庫って決めたら倉庫だし。で、そろそろ整理する場所がなくなってきたのね。で、どうしようと思って」
真樹「私なんて、何もしなくてよかったら、ホントに何もしないで過ごせるけど」
夕子「ぼーっとして何かを考えるの?」
真樹「何も考えてない。猫の爪とか出してるの。ひっこめたり、出したり、ひっこめたりして(笑)。この爪切ろうかなとか思って、ずっとプニプニ押したりとか」
夕子「それで何時間経つ?」
真樹「だってあたし、朝普通に9時とかに起きるでしょ。今日はケーキもないし、何にもないなと思って、あんまりテレビは見ないから、とりあえずニュースぐらいちょっと見て、それから気づいたら5時とかになってるもん」
夕子「えー。その間に私はいろんな作業が終わってるよ」
真樹「家から一歩も出ないで5時とかだよ、普通に」
夕子「えー、それねー、たぶん私には拷問(笑)。無理。じっとしてられない」
真樹「もったいないね。どっちがもったいないのかわからないけど(笑)。たぶん私の時間の使い方のほうがもったいないと思うけどね、何にもしてないから」
夕子「じっとしてろって言われたら、そこにメモをおいて、今後の計画とか立ててなきゃだめだな」
真樹「私は、ホントに何もしてないよ。本とか読んでるときはあるけど、ホントに何もしない。見事だよ」
夕子「ちょっと、ホントにちょっと入れ替えるといいかもしれないね」
真樹「猫がいるからさぁ、猫ってだいたい寝てるでしょ。なんかそのペースに、時間の流れが猫と一緒になっちゃう」
夕子「あせったりしちゃう、1日何もしなかったら」
真樹「なんかね、私あせるのがすごい嫌いなの。仕事でも何かでも、どうしようとか思って、“どうしよう、私これからどうしよう”って思うことがイヤなの」
夕子「そう思わないための計画なんだけど」
真樹「私は計画を立てるとあせるから、余計に」
夕子「ああそうか、なるほどね」
真樹「“これを決めたから、これをやるためにこれをやらなくちゃ”ってプレッシャーになるから、だったら何も決めないで、行き当たりばったりで、何かそのときにめぐり合ったものを、一個一個やっていけばいいかなーと」
夕子「へー、正反対。なんかはじめてそういうのを聞いたかもしれない」
真樹「そうだね、こういう話しないもんね。めんどくさがりなんじゃない、たぶん。そろそろまとめようと思うんだけど、まとめられない(笑)。まあ、とにかく、この対談がホームページに載るころにはもう生まれてるよね、あなちゃん。そしたらもうすごいね、おかあさんだもんね。でもいいおかあさんになると思うよ」
夕子「そうかなー。そうなるといいけど」
真樹「しばらく休んで、落ち着いたら仕事始めるでしょ?」
夕子「そこがね、なんかちょっとまだ私の計画に入ってきてないんだけど。どこまで子どもを連れて行けるものかとか、預けれるものかとか」
真樹「でも、けっこう今連れてきてる人いるからね。全然大丈夫そうだけどね」
夕子「赤ちゃんを連れてる人っている? 赤ちゃんはいなくない?」
真樹「でも、はなちゃん(注・穴井夕子さんと同じ事務所に所属のタレント兼マネージャー役のはなこさんのこと)とかが見てるんなら平気なんじゃない」
夕子「楽屋が一人だったらいいけど、二人とかで赤ちゃんがワンワン泣いててもねー。もうちょいしたら考えようと思って」
真樹「だから、まあがんばって(笑)。出産の話も、そのうち聞かせてもらうよ」
夕子「お願いします(笑)」
《その3》へ
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