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猫猫
《その4》

Yukoなんか計画を立てるのがすごい好きなの

真樹「あなちゃん、ホントにさぁ、自分がこれをやろうとか、こうしようと思ったことを全部やってきてるじゃん。すごいよね」

夕子「“これをやるにはどうしたらいいかな”って書き出していって、“これはできそう”“これは三角”とかつけていったり、そういうのは好きだね、計画を立てるのが。受験勉強とかも、“今日は数学の○ページから○ページまでクリア”とか書くのね。それでできたら消してくの。なんか計画を立てるのがすごい好きなの。だから朝起きたらまず1日の計画を立てる」

真樹「すごい(笑)」

夕子「“午前中−郵便局、午後−銀行”とか、もっと細かいよ。“1時か2時−銀行、戻ってきて植物のお水”とか、そんなことまで全部書くの。で、夜寝る前に、“全部クリアした”っていってほっとするの」

真樹「なのに、日記とか嫌いなんでしょ。不思議だよね」

夕子「だから、そのクリアしたことで終わりなの。だから本も、完成させたことで、できあがりとかはそんなに気にしなくて、もう次のことを考えてる」

真樹「私は細かく日記を書いたりするけど、計画性ゼロだから、ホントに」

夕子「もったいない」

真樹「全然計画立てないし。将来の目標とかも、最近はケーキをやりたいなと思ってるけど、でも別に途中でかわるかもしれないし、できたとしても、40ぐらいまでにできればいいかなとか、それぐらいしか思わないのね」

夕子「逆算していけば? 40ぐらいで実現するためには38で店の物件を探して、みたいな」

真樹「なんかね、そういうことを決めると、なんかそうしなきゃいけなくなるような気がして、すごいヤなの」

夕子「すればいいじゃん」

真樹「だからね、年初めにさぁ、今年は何をしようとかって計画立てるでしょ。私、毎年、“今年はふとんをたたもう”とか(笑)、そういうことしか計画立てないの。昔は、デビューする前に、すごい芸能界に入りたいって思ったときは、“芸能人になりたい”って思ったけど、でもなるためにはどうしたらいいか、全く考えてなかったのね。“なんかなりたい、なれるだろう”って思って、なったのね。それで、なってからも“コンサートやりたいな”とか、“一人で写真集出したいな”とか、“一人でライブやりたいな”とか思うけど、別にそれをやるために、“じゃあまず何をして”とかは、ホントに何も考えたことがなくて。それでやりたかったことが一通り終わったのね。“デビューした”“写真集を出した”“CDを出した”“ライブをやった”ってなってから、“あれ?”と思って、“やりたいことないな”と思って。そしたらね、なんか、で、今やっとケーキをやろうと思ったけど、それも別に計画してたわけじゃなくて、たまたま好きだったから始めたらはまって、まあじゃあそのうちやろうかなって。計画は全然立てられない」

夕子「そっかー。私とは逆パターンかもしれない」

真樹「将来の予定とかゼロだもん」

夕子「私はなんかかんかあるよ。“これがダメだった場合はこっち”みたいな。だから本を出すときも、企画書を5つ出して、3つは連絡ぐらいは来るだろう、で、最後に条件のいいところが1個ぐらいは残るだろう、みたいな感じで」

真樹「すごいねー。私はお金の計画性とかもゼロだし、もうねー、ホント行き当たりばったりなの」

夕子「じゃあ、例えば来年車を買おうとして、貯金したりとかしないの?」

真樹「もうなんか、全然ないの。“あ、車買おう”と思った瞬間に、今あるお金全部でボーンと買っちゃうタイプなのね」

夕子「へー。で、空になったら」

真樹「空になっても、“別にいいじゃん、明日からもなんか大丈夫だよ”って(笑)。そういうところはすごい大雑把なの。だから、引っ越し、私すごいしてたじゃん、何回も何回も。引っ越し貧乏になるからやめなよってみんなに言われるんだけど、もう計画性ゼロだから、もうなんか“ダメだこの部屋、引っ越そう”と思った次の日には、不動産屋へ行って、物件探して、引っ越すときには、そこにあった家具を全部友達にあげて、新しい家具を全部そろえるとか。髪の毛とかも、例えばこうやって買い物してるじゃん、原宿とかで。“あ、髪切りたい”とか思ったら、そのまますぐ行って“切ってください”って。全然計画できない」

夕子「計画立てるのは楽しいけどね」

真樹「うーん。そのうち立ててみるよ(笑)」

夕子「ちょっと線で消して、クリア、みたいな」

真樹「私、ホントに受験勉強とか、学校の勉強でもやったことがないの、ペンで消してくとか、単語帳作ったりとか」

夕子「だーい好き。覚えたやつから捨ててくの。その捨てるときのうれしさ。“一個クリア”って。なんかクリアが好きみたい」

真樹「なんか緑の隠れるシートとかあったじゃん。ああいうのを買ったこともないもん」

夕子「すっごい好き。私ね、一番何が楽しいかって、ダンナの事務。事務作業も会計も全部やってるんだけど、もうね、通帳を並べて、電卓を出して、そのときに、すごいわくわくするのね(笑)。チャチャチャチャって書き込んでいって、“これはこっち、これはこっち”みたいな」

Maki掃除もそうだし、計画性ゼロだね

真樹「なんか私、毎年確定申告になると、一から領収書集めるとこからだもん」

夕子「えー。そしたらもれがあるでしょ」

真樹「全然ある」

夕子「私はもれがないように12月の時点で1回終わらせておいて、3月にもう1回確認するよ」

真樹「3月の、それももう今日までに出さなければいけないっていう日の1週間前に始めるからね。それで、“あ、領収書が8月分が1枚もない”とか」

夕子「えー」

真樹「全然普通。で、仕事始めてからそれをずっとやってるじゃん。で、毎年、“ああ、もうだめだ、今年こそはちゃんとやろう”と思うんだけど、ま、せいぜい月別に袋に入れておくぐらい」

夕子「やろうか、あたし、ちょっと」

真樹「マジで?(笑)」

夕子「私ね、保母さんか歌手になりたいと思ってきたんだけど、そこに最近事務が入ってきた(笑)。事務作業、ホントやりたい。なんか、“これ、今日○時までね”とか言われたら、すごいワクワクしてくるタイプだと思うのね。だから内職とか細かい作業も、切り抜きとかも、もう大好き」

真樹「全然できない。確定申告は思い出したら今年も全然やってないや」

夕子「もうほぼ終わりだよね、うちね、あと1割残して終わってる。10月決算だから、会社は」

真樹「いっつもね、確定申告の紙が送られてきて、“あ、確定申告の季節だ”と思って、思ったぐらいには、タレントさんが税務署に確定申告しに行ったのがワイドショーで流れてて、“早くやらなきゃ”って思って、いつもぎりぎりになって、“あーあ、今年も遅れちゃった”と思って出してる」

夕子「取材の対談の原稿チェックとかも、いついつまでって書いてあるのに、絶対もらったその日に返すもん。何かがたまってることが許せないの。でもね、そうやってせかせかしてるから、すっごい1日が疲れて、夜熟睡なのね(笑)。のんびりできないの。だから見たいテレビも、ビデオに録って、コマーシャルをとばして見るの。せっかちっていうか、“ここで1時間のんびりしてるんだったら、もっとやることがある”とか思っちゃうのね」

真樹「すごいねー。私の掃除なんてすごいよ。まずここの家を掃除するとしたら、ここの畳のワンフロアを掃除するじゃん。座るよ、まず(笑)。で、座って、15分ぐらいまったりしてから、“よしっ”と思って、“キッチンをやろう”と思って、キッチンをやったら、また座って、なんかちょこっとテレビ見て、“よし、じゃあ洗濯するか”とか。だから、掃除は半日かかるもん(笑)」

夕子「私の掃除は、ちゃっちゃかちゃっちゃかで汗をかいて、ふーって感じ」

真樹「私は、途中で猫とごろんって、わーって猫と遊んだり、全くはかどらないよ。だから、掃除もそうだし、計画性ゼロだね」

夕子「確定申告ぐらいは、ちょっとやってみてくださいな。だってもれがあると絶対もったいないしさぁ」

真樹「そうなんだけどね。毎年思ってるんだけどね。みんなに“もったいないよ”って言われて、“そうだよね。じゃあ今年はやるよ”って言うんだけど」

夕子「でも、年賀状とかは、きっちりみんなに出してるでしょ」

真樹「好きなことはやるの、ちゃんと。だからケーキとかも、そういうのは、家に帰ってきてからも、レシピを整理したりとか、どこに何が入ってるとかもすごいきっちりしてるんだけど、どうでもいいことに関しては、郵便物とか開けないしね、私(笑)。なんかパーッと見て、必要なものは一応見るけど、手紙とか。それ以外になんかくるじゃん。全然開けない」

夕子「大事なものがたまに入ってるんだって」

真樹「見ないで全部捨てちゃうの。いらないから」

夕子「だいたい11時に郵便が来るのね。でもそれがたまに11時半になると、1日が狂うの(笑)。“早く届けてくれないと郵便を整理する時間がなくなっちゃう、もう銀行の時間なのに”みたいな」

真樹「なんかもう全然、そういうのは興味がないな」

Maki & Yukoもったいないね。どっちがもったいないかわからないけど(笑)

夕子「そっかー。なんか違うね。旅行とか好きじゃん、真樹ちゃん。私、旅行とか苦手で、行って、部屋でのんびりしたりとかしてても、“何、のんびりって”と思っちゃうのね。だったら、行って陶芸を学んでくるとか、それか仕事を一緒に入れるとかじゃないと」

真樹「私、すごい急じゃん、いつも。なんか旅行に行こうと思って、もう翌週に旅行に行ったりとかしてるじゃん。でもだから、もちろん急だから、何にも計画立てないで行って、ほんとに何にもしない。ハワイとかだったら、まあちょこっと買い物は行くけど、まず海行かないでしょ。で、ごはんも別にルームサービスでいいの。でも本はすごい持っていって、窓を全開にして、ただベッドの上でごろごろしながら本を読むとか。だから、いっぱい予定をつめられると、すごいヤなの。なんか、“今日はここに観光に行って、これを見て、この買い物をして、あそこの景色がきれいだから”とか言われると、“もう、うんざり”と思っちゃう」

夕子「へー。もう典型的に違うねー。やっぱ、血液って関係なさそうだね、同じAだけど(笑)。だから、私は2泊でいいとか思っちゃうの、ハワイとかでも。“1週間とか行って何するの?”みたいな。いつもハワイに長く行ってたときでも、電話して、“ひまなんですけど、何すればいいですか?”とか聞いたり。何か見つけて、写真を撮って、その写真が仕事にならないかなとか、そういうことを考える。写真集で行ったときも、繰り上げて2日早く帰ってきたり」

真樹「へー、もったいない。私なんて、絶対海外に行ったら、“もうこのまま日本に帰るのやめよ”とか思うけど。しかもなんか英語しゃべれないくせに、そういうところは計画性ゼロだしさ、あまり深く考えないからさ、しゃべれないくせに、たぶん生きてけるなと思うの(笑)」

夕子「のんびりする時間も必要だよねー。そう思うんだけど、寝る前に1時間ぐらい寝れないじゃん。それがのんびりの時間だと思ってるのね、自分で。だから“のんびりする時間は1日に1時間あるしなー”とか思って」

真樹「全く何もしない日はないの?」

夕子「ないないない。何も計画立てないでのんびりすることはないね」

真樹「ただずーっとテレビを見てるとかさ」

夕子「今ね、自宅安静がホント気が狂いそうで。だからつわりのときも、真樹ちゃんに何回も聞いたじゃない、何か面白いビデオがないか。先生に“どこまで安静なんですか?”って聞いたら、“車はだめ”って言われたから、“じゃあホントに自宅だ”と思って。でも、もう今は家中の整理をしてる。今日はこの棚って決めたらこの棚だし、倉庫って決めたら倉庫だし。で、そろそろ整理する場所がなくなってきたのね。で、どうしようと思って」

真樹「私なんて、何もしなくてよかったら、ホントに何もしないで過ごせるけど」

夕子「ぼーっとして何かを考えるの?」

真樹「何も考えてない。猫の爪とか出してるの。ひっこめたり、出したり、ひっこめたりして(笑)。この爪切ろうかなとか思って、ずっとプニプニ押したりとか」

夕子「それで何時間経つ?」

真樹「だってあたし、朝普通に9時とかに起きるでしょ。今日はケーキもないし、何にもないなと思って、あんまりテレビは見ないから、とりあえずニュースぐらいちょっと見て、それから気づいたら5時とかになってるもん」

夕子「えー。その間に私はいろんな作業が終わってるよ」

真樹「家から一歩も出ないで5時とかだよ、普通に」

夕子「えー、それねー、たぶん私には拷問(笑)。無理。じっとしてられない」

真樹「もったいないね。どっちがもったいないのかわからないけど(笑)。たぶん私の時間の使い方のほうがもったいないと思うけどね、何にもしてないから」

夕子「じっとしてろって言われたら、そこにメモをおいて、今後の計画とか立ててなきゃだめだな」

真樹「私は、ホントに何もしてないよ。本とか読んでるときはあるけど、ホントに何もしない。見事だよ」

夕子「ちょっと、ホントにちょっと入れ替えるといいかもしれないね」

真樹「猫がいるからさぁ、猫ってだいたい寝てるでしょ。なんかそのペースに、時間の流れが猫と一緒になっちゃう」

夕子「あせったりしちゃう、1日何もしなかったら」

真樹「なんかね、私あせるのがすごい嫌いなの。仕事でも何かでも、どうしようとか思って、“どうしよう、私これからどうしよう”って思うことがイヤなの」

夕子「そう思わないための計画なんだけど」

真樹「私は計画を立てるとあせるから、余計に」

夕子「ああそうか、なるほどね」

真樹「“これを決めたから、これをやるためにこれをやらなくちゃ”ってプレッシャーになるから、だったら何も決めないで、行き当たりばったりで、何かそのときにめぐり合ったものを、一個一個やっていけばいいかなーと」

夕子「へー、正反対。なんかはじめてそういうのを聞いたかもしれない」

真樹「そうだね、こういう話しないもんね。めんどくさがりなんじゃない、たぶん。そろそろまとめようと思うんだけど、まとめられない(笑)。まあ、とにかく、この対談がホームページに載るころにはもう生まれてるよね、あなちゃん。そしたらもうすごいね、おかあさんだもんね。でもいいおかあさんになると思うよ」

夕子「そうかなー。そうなるといいけど」

真樹「しばらく休んで、落ち着いたら仕事始めるでしょ?」

夕子「そこがね、なんかちょっとまだ私の計画に入ってきてないんだけど。どこまで子どもを連れて行けるものかとか、預けれるものかとか」

真樹「でも、けっこう今連れてきてる人いるからね。全然大丈夫そうだけどね」

夕子「赤ちゃんを連れてる人っている? 赤ちゃんはいなくない?」

真樹「でも、はなちゃん(注・穴井夕子さんと同じ事務所に所属のタレント兼マネージャー役のはなこさんのこと)とかが見てるんなら平気なんじゃない」

夕子「楽屋が一人だったらいいけど、二人とかで赤ちゃんがワンワン泣いててもねー。もうちょいしたら考えようと思って」

真樹「だから、まあがんばって(笑)。出産の話も、そのうち聞かせてもらうよ」

夕子「お願いします(笑)」

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対談を終えて by 穴井夕子

今回の対談は私がマタニティーという事で
またまた手作りケーキを持って来てくれました!
ケーキなんて買う物だと思っている私にはどんなに嬉しいか!
どうもありがとう。
私の赤ちゃんがおやつを必要とするまでに
絶対に真樹ちゃんにクッキーやチョコの基本を
教えてもらおうと思ってます。
今回改めて人前で対談すると少しテレくささがありました。
でもいろんな思い出が蘇って来てとても懐かしくなりました。
対談を読んでもらえばわかると思いますが
マキちゃんは本当に繊細だと思います。
だからみていてほっとけないですね。
10年位の付き合いになりますが
この先20年30年とマキちゃんを見守りたいです。
年下ながら見守りたい!と生意気にも思っています。ゴメン!

対談を終えて by 宮前真樹

赤ちゃん誕生おめでとう!
本当にこれまでいろんな事があったけど
今こうして幸せな穴ちゃんを見ていてとても嬉しいです。
穴ちゃんは「天真爛漫」、この言葉がとても似合うと思う。
いつでも前向きだし、一緒にいる皆を明るくし
元気にするパワーがあるよね!
私も何度も励まされました。アリガトウ。
私は唄ってる穴ちゃんの声がとても好きなので、
これから子供の為の歌なんかも
唄って欲しいな〜なんて思ってます。
これからは育児と仕事の両立で大変な事もあると思うけど
楽しく乗り切ってね!
私も赤ちゃんの成長を楽しみにしてます!
で、いつか私の子供が出来たら一緒に遊んでね〜。


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